【2026年版】大相撲の「和装day(和装デー)」とは?開催日・着物で観戦する服装と注意点
大相撲を一度、着物で観戦してみたい。
そんな方に知ってほしいのが、大相撲の「和装day(和装デー)」です。
和装dayは、着物や浴衣などの和装で来場した方を対象に、プレゼントやイベントなどが用意される特別な日です。
ただし、すべての本場所で同じように開催されるわけではありません。
開催日や内容は場所によって異なるため、その都度、日本相撲協会から発表される情報を確認する必要があります。
この記事では、2026年の大相撲本場所の日程と最新の和装day情報に加えて、
- 相撲観戦にはどんな着物を着ていけばいい?
- 女性が着物で観戦するときは何を選ぶ?
- 五月場所・九月場所は単衣でもいい?
- 七月場所は浴衣で観戦してもいい?
- 桝席やタマリ席で着物を着るときの注意点は?
といった「着物で大相撲を観戦してみたい」という方が気になるポイントを、着物スタイリスト/着付け師の視点から解説します。
2026年の大相撲・本場所日程
大相撲の本場所は、1年間に6回開催されます。
2026年(令和8年)の日程はこちらです。
| 場所 | 会場 | 開催期間 |
| 一月場所 | 両国国技館・東京 | 1月11日~1月25日 |
| 三月場所 | エディオンアリーナ大阪 | 3月8日~3月22日 |
| 五月場所 | 両国国技館・東京 | 5月10日~5月24日 |
| 七月場所 | IGアリーナ・名古屋 | 7月12日~7月26日 |
| 九月場所 | 両国国技館・東京 | 9月13日~9月27日 |
| 十一月場所 | 福岡国際センター | 11月8日~11月22日 |
和装dayの開催日は、本場所の日程とは別に案内されます。
「着物で観戦したい」「せっかくなら和装dayに合わせて行きたい」という方は、本場所の日程と一緒に和装dayの発表もチェックしておきましょう。
2026年九月場所の和装dayは9月14日・21日
2026年十一月場所の和装デーの案内は、まだ発表されていません。(9/29時点)
2026年九月場所では、両国国技館で和装dayが開催されます。
着物や浴衣などの和装で来場すると、特別イベントへの参加やプレゼントが用意されています。
和装dayのプレゼント
和装で来場した方には「相撲部屋ちゃんこ」のプレゼントがあります。
- 開催日:9月14日、9月21日
- 時間:開場~16:00
- 場所:2階総合案内
- 対象:和装で来場した方
受け取りの際には、入場券裏面にスタンプが押されます。
行司との記念撮影も開催
和装day当日は、行司との記念撮影も予定されています。
- 時間:13:30
- 場所:エントランス
- 参加費:無料
自分のスマートフォンやカメラを持参して撮影してもらうことができます。
対象となるのは、着物・浴衣・作務衣・甚平など、一般的に和服とされる服装です。

和柄のワンピースや、反物を加工した洋服などは対象外とされています。
大相撲の「和装day」とは?
和装dayは、大相撲観戦に和装で来場した方を対象に行われるイベントです。
これまでにも、記念品のプレゼントや撮影会など、場所によってさまざまな企画が行われてきました。
要注意なのは、
「毎場所必ず開催される」
「毎年同じ日に開催される」
「特典は毎回同じ」
というイベントではありません。
開催される場所、日程、対象となる服装、特典などはその都度変わります。
そのため、和装dayを目的に観戦する場合は、日本相撲協会公式サイトの各場所の観戦案内を確認してから予定を立てるのがおすすめです。
和装day以外の日でも着物で相撲観戦できる?
もちろんできます。
和装dayは、和装で来場した方への特典やイベントが用意されている日というだけで、和装day以外の日に着物を着てはいけないわけではありません。
むしろ大相撲観戦は、着物でのお出かけ先としてとても相性がいいもの。
「着物は持っているけれど、着て行くところがない」
という方にも、大相撲観戦は着物を楽しむきっかけのひとつになります。
特別な式典ではないので、必要以上にフォーマルに考えなくても大丈夫です。
女性が相撲観戦に着ていくなら、どんな着物?
大相撲観戦だけを目的にするなら、訪問着などの礼装に限る必要もありません。
私なら、
- 小紋
- 紬
- 気軽な色無地
など、普段のお出かけに着ている着物をおすすめします。
帯も、名古屋帯や八寸帯などで十分です。
観劇や美術館、食事に出かけるときと同じように考えてみると、着物選びがぐっと楽になります。
大切なのは「格を上げること」よりも、長時間着ていて疲れにくいことです。
相撲観戦の日、いつもの着物にどんな帯を合わせますか?
お手持ちの小紋や紬も、帯を替えると違った表情に。観戦の日の装いを思い浮かべながら、色や柄を選ぶ時間も楽しんでみてください。
キモノDNA LOVEでは、小紋や紬に合わせて楽しめるリサイクルの名古屋帯をご紹介しています。
五月場所・九月場所は単衣でもいい?
着物で相撲観戦するとき、意外と迷うのが季節の変わり目。
特に東京で開催される五月場所と九月場所は、
「袷を着るべき?」
「もう単衣でいい?」
「9月なのにまだ暑いけれど、どうしよう?」
と悩みやすい時期です。
昔ながらの着物の衣替えでは、袷は10月から5月、単衣は6月と9月、夏物は7月と8月というのがひとつの目安でした。
現代では、5月でも真夏のような気温になる日があり、9月になっても厳しい残暑が続くことがあります。
しかも相撲観戦は、着物を着て移動し、会場に入り、長時間座って過ごす「お出かけ」です。
五月場所・九月場所は気温に合わせて単衣を選んでもいいと提案します。
五月場所なら
五月場所は5月中旬から下旬にかけて開催されます。
暦の上では袷の時期ですが、東京では日中の気温が高くなる日もあります。
暑さが予想される日なら、
- 単衣の小紋
- 単衣の紬
- 単衣の色無地
などを選択肢に入れていいでしょう。
もちろん涼しい日なら袷でも問題ありません。
「5月だから絶対に袷」と決めるのではなく、当日の気温と自分の暑さへの耐性で選ぶほうが、長時間の相撲観戦には現実的です。
九月場所なら
九月場所も、単衣を楽しみやすい場所です。
ただし9月中旬の東京は、まだ夏のような暑さになることがあります。
単衣でも暑いと感じそうなら、長襦袢や肌着、補整など、着物の下に着るものを軽くする工夫も大切です。
着物だけ単衣にしても、その下に何枚も重ねれば暑さは変わりません。
「何を着るか」だけでなく、「何枚着るか」まで含めて考える。
これが暑い時期の着物でのお出かけでは大切です。
七月場所は浴衣で観戦してもいい?
七月場所は、一年の本場所の中でも浴衣で大相撲を楽しみやすい時期です。
浴衣はもともと夏のカジュアルな和装。
大相撲観戦そのものに礼装が必要なわけではありませんので、一般の観戦であれば浴衣で楽しむことができます。
特に、
- 夏の着物にはまだ慣れていない
- 長時間の観戦なので少しでも涼しくしたい
- 気軽に和装で相撲を楽しみたい
という方なら、浴衣は取り入れやすい選択肢です。
半幅帯を合わせれば、名古屋帯よりも軽く、背中にも厚みが出にくいため、長時間座る相撲観戦にも向いています。
一方、
「浴衣では少しカジュアルすぎるかな」
と感じる方なら、夏着物として着られる絽や紗、小千谷縮などを選ぶのも素敵です。
浴衣に衿を入れて夏着物風に着る方法もあります。
浴衣でも、夏着物でも、自分が一日気持ちよく過ごせるものを選ぶ。
それが一番です。
季節より「一日快適に観戦できるか」を大切に
着物を着ていると、
「まだ袷?」
「もう単衣?」
「浴衣はいつまで?」
と季節のルールが気になるものです。
もちろん季節感は、着物を楽しむ魅力のひとつ。
でも大相撲観戦は、着物の着用ルールを競う場ではありません。
五月場所なら、暑ければ単衣。
七月場所なら、浴衣や夏着物。
九月場所なら、気温を見ながら単衣を中心に。
その日の天候と自分の体調に合わせて選びましょう。
季節に合っていることと同じくらい、最後の取組まで楽しく観戦できることも大切です。
相撲観戦では「座って楽な着物」がいちばん
大相撲観戦では、長い時間を座って過ごします。
特に桝席では、限られたスペースの中で座って観戦するため、着付けも帯結びも「長時間座る」ことを考えておきたいところです。
帯を締めすぎない
帯や伊達締めをぎゅうぎゅうに締めてしまうと、長時間座ったときに苦しくなります。
一日着ていられる程度の締め加減にしておきましょう。
着慣れている着物がよし
普段から締め慣れている名古屋帯や半幅帯などのほうが、長時間座っている観戦には向いています。
「見栄え」だけでなく、
この帯で何時間座っていられるかな?という視点でも選んでみてください。
荷物はコンパクトに
桝席では、荷物が多いほど自分の座るスペースも狭くなります。
着物バッグだからと大きなバッグを持つより、必要なものだけをまとめた小さめのバッグのほうが動きやすくなります。
桝席で着物を着るときの注意点
両国国技館の桝席は、限られた区画の中で座布団に座って観戦する席です。
椅子に座るのとは違い、立ったり座ったりするときには着物の裾が乱れやすくなります。
立ち上がるときは、裾を踏んでいないか確認してからゆっくり動く。
座り直したときには、おはしょりや裾を軽く整える。
これだけでも着崩れはかなり防げます。
着物で床に座ることに慣れていない方や、長時間の正座やあぐら(男性の場合)がつらい方なら、最初から椅子席を選ぶのもひとつの方法です。
「せっかく着物を着たのだから桝席!」と無理をする必要はありません。
着物も相撲も、一日楽しく過ごせることが一番です。
タマリ席(溜席)で観戦するときは注意
土俵のすぐ近くにあるのが、通称「砂かぶり」と呼ばれるタマリ席です。
テレビ中継で、土俵のすぐ周りに座っている観客が映りますよね。
あの席です。
力士を間近で見られる迫力満点の席ですが、土俵から力士が転落してくる可能性もあります。
タマリ席には年齢制限や飲食・撮影などに関する観戦ルールが設けられることがあります。
座いすやクッションなどの持ち込みについても、その場所の案内を確認しておく必要があります。
着物だから特別なルールがあるわけではありませんが、床に長時間座ることになるため、着付けに慣れていない方には少しハードルの高い席でもあります。
チケットを購入するときには、日本相撲協会公式サイトで最新の注意事項を確認してください。
大相撲観戦は、着物で出かけるいい理由になる
着物を持っているのに、
「着て行くところがない」
と思っている方は案外多いものです。
でも着物は、結婚式や式典だけのものではありません。
観劇、美術館、食事、街歩き。
そして、大相撲観戦。
今日は着物で出かけてみよう。
そんな理由で十分です。
和装dayなら、同じように着物で観戦している方もいるので、着物でのお出かけに慣れていない方にもいいきっかけになるでしょう。
最新の和装day開催情報は、日本相撲協会公式サイトでも確認してからお出かけください。
トールサイズの着物を探している方へ
身長が高く、「着物で出かけたいけれど、自分に合うサイズがなかなか見つからない」という方へ。
キモノDNA LOVEでは、身長165cm以上の方にも選びやすいトールサイズを中心に、リサイクル着物や帯をご紹介しています。
観劇やお稽古、大相撲観戦など、普段より少しだけ特別なお出かけに着られる一枚を探してみてください。


