浴衣を初めて着るとき、まず迷うのが「何をそろえればいいの?」ということ。
結論からいうと最初からすべての和装小物をそろえる必要はありません。浴衣の着付けに最低限必要なものと、代用できるものを分けて準備すれば大丈夫です。
浴衣・帯・腰紐・肌着・下駄など、名前は聞いたことがあっても、どこまで必要なのか分かりにくいですよね。
この記事では
リサイクル着物SHOPを運営し、現在は着付け師・着物スタイリストとしても活動している店主の視点から、
浴衣初心者さんに最低限必要なもの、
代用できるもの、
無理に買わなくてもいいものを整理します。
あわせて、大人が浴衣や帯を選ぶときに失敗しやすいポイントもお伝えします。
1.浴衣を着たい!浴衣初心者さんが準備するもの
こんな感じの着姿は、スタンダードな浴衣姿ですよね。

いろんな着方もありますが、このような着姿をもとに説明します。
まずは、浴衣を着るために必要なものを一覧で確認してみましょう。

全部そろえなくても大丈夫。まずは「着たい浴衣姿」から考えましょう
浴衣に必要なものは、
どのくらいの頻度で着るか
どんな場所に着ていくか
どのくらいきちんと着たいか
に、よって変わります。
年に1〜2回、夏祭り・花火大会やビアガーデンに着て行くくらいなら、最初から着付け小物や和装小物をすべて完璧にそろえなくても大丈夫です。
一方で、
「大人っぽくきれいに着たい」
「着崩れを少なくしたい」
「浴衣だけでなく、夏着物風にも楽しみたい」
という方は、浴衣と帯の選び方に加えて肌着や伊達締め・帯板なども用意しておくと安心です。
ただし、どの着方を選ぶ場合でも、最初に決めたいのは 浴衣と帯 です。
小物は代用できるものもありますが、浴衣と帯の組み合わせで着姿の印象は大きく変わります。

まず選びたいのは、浴衣と帯です
浴衣を着る準備で、まず決めたいのは 浴衣と帯 です。
着姿の印象を大きく左右するのは、やはり浴衣と帯の組み合わせです。
同じ浴衣でも、合わせる帯によって印象は大きく変わります。
可愛らしく見せることもできますし、落ち着いた大人っぽい雰囲気に寄せることもできます。
はじめて浴衣を買う方にとって、いきなり呉服屋さんに入るのは少しハードルが高く感じるかもしれません。
「誂えるほどではないけれど、花火大会やビアガーデン、夏のお出かけに浴衣を着てみたい」
そんな方には、既製品の浴衣やリサイクル浴衣から選ぶ方法もあります。
初夏になると、量販店やアパレルブランド、オンラインショップでも浴衣が多く並びます。
ただし、浴衣は「フリーサイズ」と書かれていても、身丈・裄丈・身幅は商品によって違います。
特に身長が高めの方や、大人っぽくすっきり着たい方は、サイズ感と帯合わせを確認して選ぶのがおすすめです。
リサイクル浴衣を選ぶ場合は、素材・寸法・状態が分かりやすく書かれているお店を選ぶと安心です。
浴衣単品だけでなく、半幅帯を合わせたときの雰囲気まで見られると、初心者さんでも選びやすくなります。
着付けに必要なもの
腰ひも2本程度
浴衣の着丈を決めるのに、ウエストあたりに締める紐「腰ひも」と上半身の打合せをとめるために締める紐「胸ひも」です。
素材は毛(モスリンと書かれている)または綿のものがずれなくておすすめです。
ポリエステル製は滑ったり結び目が緩んだりすることが多少あります。
布製のもののほか、ゴムベルトもあります。体に合った長さをピッタリ調整するのは初めて着る方には難しいかもしれません。

帯板
帯板は、帯にしわが寄らないように浴衣と帯の間に入れるものです。
ただの板状のものやベルトがついて簡単に身に着けられるものがあります。
「ボール紙」や「クリアファイル」を約18㎝くらい(帯の幅)に切ったものでも代用可能です。
長さはA4サイズ程度でOK。帯の前の部分のみでいいんです。
浴衣に伊達締めは必要?なくてもいい場合と使うメリット
あれば尚よし、なくてもまぁまぁ可

たかはしきもの工房さんのずれない伊達締め
上の画像の白いものが「伊達締め」です。
伊達締めは、胸紐で整えた上半身を幅の広い布で面として押さえ、衿元やおはしょりを安定させるために使います。
浴衣を着るときにいつも必要というわけではありません。
ゴムベルト付きの帯板を、帯を結ぶ前にあらかじめ身につけるタイプの場合などは、伊達締めを省略できることもあります。
ただし、初心者さんには伊達締めを使うことをおすすめします。
半幅帯は前で結んでから、結び目を後ろへ回して仕上げることが多いためです。
帯を回すときの摩擦で浴衣まで一緒に動いてしまうと、せっかく整えた衿元やおはしょりがずれ、着崩れにつながることがあります。
伊達締めをしておくと浴衣が安定するだけでなく、帯を後ろへ回す際にも滑らせやすくなります。
「とにかく最低限の小物だけで着たい」という場合には省略することもできますが、きれいに着たい、着崩れを少なくしたいという方には、伊達締めを1本使うことをおすすめします。
衿芯
衿芯は衣紋をキレイ抜いてキープするために浴衣の衿の中に入れて使います。
プレタ浴衣だと、自分でちょっと細工をしないと衿芯を入れることができません。
衿の一部分をほどいてトンネルを作り、芯を中に差し込むのですが、浴衣によってはほどいてもトンネル状にならないもののあり、ちょっと難しいものがあります。
どうしてもないといけないと、いうものではありません。
下駄
ミニマムで準備するなら、あえて「なくても可」
近年は、ファッションとして自由な考え方もありますので、トングサンダルやウエッジソールのサンダルなどの夏のシューズでも違和感なく浴衣姿を楽しめるようです。
帯によって帯締めと帯揚げ
帯締めと帯揚げは帯の結び方によって必要になることもありますが、これも代用可能です。
ベルトにスカーフなど、洋服の時のファッションアイテムで代用が効くコーディネートもあります。
浴衣のインナー・肌着は何で代用できる?
浴衣の肌着は、衿ぐりの広いTシャツやカップ付きキャミソール、ペチコート、ステテコなどで代用できます。
代用可能なもの:和装ブラ
和装ブラは、洋服の時のブラと違いお胸を真ん中に寄せてなるべくフラットに整えるものです。
入っていないもので、スポーツブラのランニング向けや激しいスポーツ向けの本格スポーツブラをおすすめします。
とてもお胸が豊かな方はあった方が、浴衣がキレイに着れて着崩れもしにくいのですが、和装ブラ可愛いのが少ないんです、、、
代用品としてはワイヤーのないお休みブラやソフトなカップ付きキャミソールも代わりに使えます。
高さをだすものはNGです。浴衣が着崩れしやすいからです。
代用品としてユニクロエアリズム汗取りブラキャミソール

代用可能なもの:肌襦袢・すそ除け
浴衣の下には、なにも着てないと思われがちですが、インナーは必要になります。
上半身の汗を吸い取るものと、下の足さばきを良くしたり透けるのを防止したり、ヒップからモモ、膝うらの汗取りとなるものが必要。
和装の際には、必需品ですが浴衣初心者さんで、最小限で揃えたい方にはインナーまで和装用を揃えるのはおすすめしません。

衿ぐりの大きくあいたTシャツとペチコートやステテコで代用可能です。
ユニクロ エアリズムシャツ

エアリズムシャツもペチコートも手持ちでない場合で、新たに何か代用品を購入するとしたら、洋服の時も使えるようなデザインの「浴衣スリップ」をおすすめします。
代用可能なもの:浴衣スリップ

このスリップはブラカップ付きなので和装ブラも省略できます。
白地の浴衣にはベージュかモカの色が透けなくていいですよ。
- 和装用のものを揃えたい。
- 最初からしっかりしたものを準備したい。
- デザインも機能性も高いものを買いたい。
という方におすすめなのは
「たかはしきもの工房」さんと「七緒オンライン」をイチオシします。
和装を快適にかんたんにできるように考えたオリジナルの商品もたくさんあり、デザインもおしゃれです。

↓「たかはしきもの工房」のラインナップから選べます

浴衣初心者さんが、避けるべきこと
浴衣の購入予算を低く抑えるためにオークションやフリマアプリから買うことは避けたほうが安全です。
理由:新品でもアウトレット商品として、ダメージがあるものもある。
そのダメージも画像がなかったり、初心者さんにはダメージのあるなしがよくわからなく、着用不可なものもあるため。
フリマアプリは、出品している方が浴衣に詳しいとは限りません。
サイズが記載されていても、どの部分を測っているか不明です。
返品に応じてない場合がほとんどですので、何かあった場合は返金や交換ができません。
梱包もしっかりとしたものは期待できません。
フリマアプリでクレームのもとになるのは、梱包問題が多いです。
送料出品者持ちだと思ったら、着払い受け取りだったり、、、
など思っていたよりも着払い送料がかかってしまったケースもありますので、ご注意ください。
まとめ
以上、浴衣を初めて着る方、なにをそろえたらいいのかわからない方、向けに必要なものと代用可能なものをご紹介しました。
意外といつも使ってるもので、代用が効きます。
まずは代用品で試してみるのもおおすすめです。


