なりたい雰囲気のキーポイントは「帯の位置」にあり!
ワンピースでエレガントで女らしくとか、ジーンズでカジュアルに、透ける素材でセクシーに、、、などチョイスするお洋服でなりたい雰囲気を変えられますね。
お着物の場合だって、それは可能です。
お着物のどこを、どうするのか?
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それは、、、帯の締める位置です。
帯の締める位置で、雰囲気を変えることができる
帯の締める位置の違いで、印象が変わるんです。
一般的なお着物のセオリーでは、「若いうちは胸の高い位置に締め、だんだんと締める位置を下げていく」のですが、
自分の着たいように、着ればよいのです。
人からどういう風に見られたいか? → 「クール、かっこいい、落ち着いている、オトナ、セクシー、できるオンナ」
これらを一言で表わすとすると、、、、、「粋」になるかなと思います。
その「粋」を帯の締める位置で表現できます。
「下めに締める」
この「下めに締める」着付けは、アタシの場合は体型カバーにも役立ちます。
標準よりも身長が高いので、帯下が間延びして見えるのがイヤなんです。
「すらっとしている」とは見られたいけど、「ひょろーんとしている」とは見られたくはないですよね。
画像の梨の柄の帯は自分で作ったリバーシブル付け帯。
お太鼓の部分は単なので「なごや帯」の種類になります。
オリジナルなので自分の身長にあった好みの幅につくることが出来たのですが、この梨柄の生地は風呂敷だったので好みの寸法には用尺が足りなく、一般的ななごや帯の寸法で作ることになったものです。
一般的な位置よりも、3cmくらい帯を下めに締めています。
たった3cmで変わるの?と思いますよね?
お着物の着付けではミリ単位の違いが着姿を変えてしまうほど、大きな効果を持っています。
前帯の部分はひと巻き目とふた巻き目をずらして巻いています。
こうすることにより、帯の幅が広がるので、身長に対しての帯の割合が丁度よくなり、ひょろーんとは見えなくなります。
ずらし方も、もっと斜めにずらしたり、X(エックス)の文字のように巻いたりと色々バリエーションもあります。
ずらして巻くと「粋」な雰囲気が強く出ます。
POPな柄の帯でも、子供っぽくならずに「オトナな着慣れた」着姿見えませんか?
低い位置(帯の下線が骨盤にふれる)で締めると、ぐっと落ち着いたオトナの雰囲気が出せる!
【おまけ情報】
今回の明るい色のPOPな帯と、モノトーンなお着物のかけ離れた印象をつなぐのが今回は「帯揚」です。
メイクアップで例えると、アイメイクとリップをつなげるチークのような役割になるかしら。
帯の柄の黄色の反対色の鮮やかな紫色を使うことで、お互いのよさが引き立ちつつ調和されたコーデに。
本日のオシャレ格言
「オトナには大人な雰囲気を出す方が色香も出る」